手づくり石けん ギャラリー

せっけんコラム ”せっけんってなに?”

そもそも石けんってなに? 極めて根本的なことなのに、意外ときちんと知らなかったこと。
そもそも石けんって何なんでしょう?

コレまでの認識はといえば。。。

ワタシが手づくりせっけんと出会うまで、せっけんは「買うもの」であって「作るもの」ではなかったし、自分で作れるとも思ってなかったのです。
今でこそソーパーと呼ばれる個人的にせっけん作りを楽しむ人が増えてもいますが、一般的にはやはり依然としてせっけんは「買うもの」と考えている人が多いのではないでしょうか。
そして、せっけんとは「洗浄剤」という認識はあるものの、そもそもそれ自体が何なのか、意識したこともなかった!そんな人はもっといる筈だ!!
というか、まさにワタシがそういう人だったのですが・・・

受け売りのウンチクですけどね〜

いくつかのせっけん作りの本を参考に受け売りをするとですね、「せっけん」ってトドのつまりは「天然界面活性剤」というらしいのです。
それでもまだまだピンとこなかったのがワタシでした。
固形石鹸は「脂肪酸ナトリウム」、液体石鹸は「脂肪酸カリウム」。 オイルの成分である脂肪酸(COOH)とナトリウム(Na)もしくはカリウム(K)が結合して出来た成分だそうな。
それを知って、何となく中学校の化学の授業を思い出しつつ、何とな〜くイメージできたような気分になるのが関の山でした。
で、だから何が言いたいかというとですね。ええと、何が言いたかったんだっけ。

そうだ。
「石けんって、スゴイ!」ってことでした。。。

きちんと洗浄効果がありつつ、自然界でしっかり自然の物質に還るんですよ!
水に流れて1日ほど経過すると、水と二酸化炭素に分解されて、自然に還るらしいのですよ。

・・・といっても、まだ漠然と「そうなの〜?」としかわからないのがワタシ。

だって、天ぷら油だってそのまま下水に流したら水質汚染の原因になるってのに、どうして油から作ったものが「自然にやさしい」になるの?
そう思っても不思議じゃないでしょう!?

ワタシは化学の人ではないのであくまでイメージですが、化学記号にするとせっけんを作るということはそれぞれ・・・

脂肪酸(COOH)+水酸化ナトリウム(NaOH)→固形石けん(COOH + Na) +水(H2O)
脂肪酸(COOH)+水酸化カリウム(KOH)→液体石けん(COOH + K) +水(H2O)

ということで、水は適当に蒸発するものだし、もちろん無害。
で、使用後のせっけんはどうなるかというと、

固形石けん(COOH + Na)+水(H2O)→二酸化炭素(CO2)+水(H2O) + ナトリウム(Na)
液体石けん(COOH + K)+水(H2O)→二酸化炭素(CO2)+水(H2O) + カリウム(K)

脂肪酸が二酸化炭素と水になってしまったことがわかりますね。

で、残ったナトリウム(Na)やらカリウム(K)がどうなるかというと、どちらも自然界では単体でいることがほとんどないらしく、多くは塩素と反応していわゆる「塩」(塩化ナトリウムや塩化カリウム)になってしまうらしいのです。

どちらも無害、かつ人間にも不可欠な栄養素だったりするわけで・・・・ワンダフル!


ここへきてやっと、ワタシの中で初めてドドーンと感動が押し寄せてきました。
知らなかったことがわかるのは楽しいもので、つくづく改めて「せっけんって、スゴイ!」と感心したものです。
だからecoだと言われているわけですね。なるほど!


ちょっと、いい話だと思いませんか?

石けんコラム
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